【今さらシリーズ】足の回外―回内の動きってややこしい!

今年も残すところあと1日となりましたがいかがお過ごしでしょうか?

今年最後のブログはやっぱりこれですね。

【今さら聞けない基礎解剖学シリーズ】です。

足首の関節の動きは、3つの面上で動かせるというのは知ってますよね。

矢状面での動きが、背屈と底屈

水平面での動きが、外転と内転

前額面での動きが、外反と内反

ですね。

いちおう人体の主要な面のおさらいはこんな感じです。

P4010001.png

ただ、足と足首の関節の動きは、1軸だけの動きで使われることはまずありません。

歩行を例にとると

歩行周期は体重を支える立脚期と、体重を支えていない遊走期の2つの段階に分けられます。

歩行周期の60%が立脚期で、40%が遊走期といわれていますよ。

そして、立脚期の段階はこれまた3つのフェイズに分かれてるんです。

最初に踵が地面に着くのが接地期で、いわゆるヒールストライクというやつです。

次が立脚中期で、足底でしっかり基盤を作り安定させます。

最後が推進期で、母趾球でしっかり地面を蹴って前に進ませる、いわゆるトーオフです。

この一連の歩行の流れの中で、足関節は回外と回内という動きをくり返していくんですね。

でね、この回外―回内と、外反―内反の用語と動きが結構混同しやすいんですよ。

えーと、どっちがどっちだったっけーてね。

解剖学書によっても、記述が混乱していることもあります。

僕がよく参考にしているプロメテウス解剖学アトラスでは

  • 距腿関節の運動軸上が、背屈―底屈
  • 距骨下関節の運動軸上が、外反―内反
  • 横足根関節と足根中足関節における運動軸上が、回外―回内

と記載されています。

だから、さきほどの歩行に伴う回外―回内の動きは

プロメテウス的には外反ー内反の動きということになるんでしょうね。

このような混乱もあり、足の動きに関しては、わかりにくいと感じている方が多いんですね。

このブログの中では回外と回内の動きは

距骨下関節で起こる3つの動きの組み合わせである

と定義しておきます。

まとめると

回内=外反+背屈+外転

回外=内反+底屈+内転

異論もあるかも知れませんが、表記のしかたと用語の定義が統一されていないので
こう決めちゃいます。

足には2つの重要なはたらきがありますね。

ひとつは体重を支えること

もうひとつは柔軟な歩行の動きをつくること

そのために足はみごとなまでのしくみをそのデザインの中に埋め込んでいるんです。

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