今さらながら解剖学的姿勢について

こんにちは、稲田です。

4月になりましたね~、春ですよー、桜も満開ですー。/stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/095.gif

今さらながら解剖学的姿勢について

さて、久しぶりに解剖学の記事を書いてみますね。

今日は、新学期ということもあって基本の基本、解剖学的姿勢について確認しておきましょうか。

人体の解剖学的姿勢は、手のひらを前に向けて前腕を回外して立つんでしたね。

なぜ、そのまま腕を垂らしてちゃだめなんでしょうかねー。

なんか窮屈な感じしません?

それを考える前に、爬虫類や両生類では、四つんばいで太陽が当たる側が背側、当たらない側が腹側になりますね。

体肢と体幹がほぼ直角で、肘と膝が外側を向き、伸筋は背側にあり、屈筋は腹側にあります。

今さらながら解剖学的姿勢について

進化のプロセスをたどって、哺乳類になると、より効率的に動けるために、四肢の位置が回転しました。

後脚が前に回転し、膝が前を向き、前脚が後ろに回転して肘が後ろを向きました。

今さらながら解剖学的姿勢について

その結果、四肢は体軸に対して並行に置かれているので、体の支えと動きがめっちゃ楽になったんですねー。(^_^)v



あれれ、お兄さんちょっと待って!

これだったら手の指先が後ろを向いちゃってるよ。

めっちゃ動きにくいですやん。

今さらながら解剖学的姿勢について



ウーパーくん、そうだねー。い~ところに気がついたね~。

そうなんですよ。

このままでは具合が悪いので、前腕が回内して橈骨と尺骨がクロスする位置に置かれることになったんですよー。(^O^)

ウーパー)なるほど~、あーよかった。

お兄さん)君の場合、哺乳類じゃないから気にしなくていいんだけどねー。(^_^;)

後ろ脚は回内する必要がないので、そのまま前を向いていますね。

今さらながら解剖学的姿勢について

ヒトの場合もこの構造がそのまま当てはまります。

二足で直立したために、ヒトの解剖学的姿勢という場合は、回内した前腕をもとに戻して回外して立つわけですね。

だからちょっと窮屈だけど、欧米人がよくやる肩をすくめるジェスチャーみたいにするんですね。

今さらながら解剖学的姿勢

実はもう一つ問題があって、上肢は背面が太陽に当たる部分と考えていいのですが、下肢は爬虫類のときに背面だった部位が腹側にきちゃってますよね。

つまり、大腿や下腿の前方の伸筋(大腿四頭筋など)は以前なら背側の筋でした。

これではややこしいので、ヒトの場合は体幹・四肢の部位を示す場合、「前・後」という用語を用いています。

ちなみに英語では、前はAnterior(アンテリアー)、後はPosterior(ポステリアー)、上はSuperior(スーペリアー)、下はInferior(インフェリアー)といいます。

後上腸骨棘のことを、PSISっていうでしょ。

これは、Posterior Superior Iliac Spine の略ですね。

今日のお話は『プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論』を参考にさせていただきました。

総論の部分って、案外読んでなかったりするんですよね。

参考になったでしょうか?